親知らずの抜歯・口腔がん 口腔外科 手術院
口腔外科とは【伸永会 原歯科グループ】
一般的に口腔外科と聞くと「親知らずの抜歯」を最初に思い浮かべるのではないかと思います。 実はそれ以外にも、口の中、顎の骨、顎関節そして唾液腺に生じる病気を診ることもあります。
大学病院に通わずとも、当院の口腔外科 手術院 で診察し、CTなどのレントゲン検査の他、血液検査や病理検査を行うことができます。
歯科中橋は
一般社団法人 日本口腔内科学会 専門医制度 研修施設
日本有病者歯科医療学会 研修施設
にも指定されております。
更なる精密な検査や入院が必要な場合には、慶應義塾大学病院 はじめ、近隣の大学病院にも紹介させていただくことが可能です。
親知らずの抜歯について
多くの方が親知らずの抜歯に対し、不安をお持ちのようです。
当手術院には 35年以上のキャリアをもつ口腔外科専門医が在籍 しております。
「親知らず」は、一般の歯科医院では抜けないこともままあり、よく大学病院や総合病院の口腔外科にて抜歯してもらうことがあります。 これは実は大学病院に抜歯をする特別な器具・機器があるといったわけでなく、口腔外科専門医がいるからなのです。
抜歯は決して痛いものでも、怖いものでもありません。
むしろ、放置して起こる腫れや痛みを起こす「炎症」の方が恐ろしいのです。
「痛くなったら抜く」という考え方では、代償も大きくなります。
今まで怖くて抜けなかった方、親知らずがあるかどうかお分かりにならない方は、ぜひ一度、当手術院で受診して、治療の必要性を知っていただきたいと思います。
歯科用CTも備えており、よりよい状態で治療を行うことができます。
後述しているものの他にも口腔には多くの病気が潜んでいます。
一度検診にいらしてください。しっかりとした診察と分かりやすい説明をいたします。
口腔の病気
口腔の病気には、虫歯や歯槽膿漏(しそうのうろう)だけではなく、舌、頬粘膜、口唇、口蓋粘膜そして歯肉などの軟組織に生じる「口腔がん」をはじめとする粘膜疾患や、顎の骨の中に生じる、のう胞や腫瘍などの多種多様な病気があります。
また、口腔細菌の感染により腫れと痛みを生じる骨膜炎、骨髄炎といった炎症性疾患もあります。
疾患名では、「埋伏歯・・・」と「歯根嚢胞」や「含歯性嚢胞(・・・)」といった袋の病気、そして・・・「口腔がん」が口腔三大疾病として多く見受けられます。
40歳過ぎたら
口腔がん検診
初期の癌は痛い、腫れるなどの自覚症状がないことが多いです。
口腔がんにかかると 食事や会話、そして大事な命の危険に晒されます。
【口腔がん】とは
舌がん・歯肉がん などを代表とする、口腔内にできる癌の総称です。
日本人のがん患者の 10% は 口腔がん です。
年間10,000人以上の新規罹患(年々増加傾向にあります)の内訳は 男性 59.1%・女性 40.9% で、比率はおおよそ3:2となっており、若干、男性に多い結果となっています。
口腔がん・咽頭がん での年間死亡数は、約7,500人です。
原歯科グループ:歯科中橋の口腔外科 手術院 にて
医学博士である、内山院長が 検査・診察 をいたします。
がん治療認定医機構認定医・教育医/口腔外科学会専門医・指導医/口腔内科学会指導医
がん検診を含む、口腔ドックも実施中です。
検診ご希望の方は受付までお問い合わせください。
口腔ドック:
がん検診の他、レントゲン検査など
口腔がん検診:
末梢血液検査・血液生化学検査・腫瘍マーカー・免疫系検査・細菌検査など
※ 保険診療でできる歯周病検査などは別途 保険診療で対応いたします。
※ 料金は口腔ドック:5万円・口腔がん検診:3万円(税抜)です。
「炎症」の1つ 「骨髄炎」には要注意!
虫歯や歯周病、歯槽膿漏を放置した結果、骨が腐ってしまうという病気があります。 それを骨髄炎と言います。
まさに、「虫歯一本から骨が腐る」ことがあります。
何本かの歯がぐらついたり、痛みが出たり、あごの骨自体が痛くなる。顔がはれる。高熱が出る。などの症状がありませんか? これらは骨髄炎の一つの症状です。
歯は骨に刺さるように植わっています。
虫歯をそのままにしていると、歯の神経が死んでしまい、歯根の先に膿を作ります。 それが骨の中にある骨髄に炎症を及ぼすのですが、膿が歯茎や頬に回り、顔や首を腫らせば骨膜炎、蜂窩織炎(ほうかしきえん)といい、炎症がなかなか骨の外に出て行かず、骨の中にとどまり骨を腐らせてしまうものを骨髄炎と言います。
最近では、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)などの薬によっても、骨が壊死して同様な症状を出すケースが増えています。
舌がん・口腔がん
「舌がん」に代表される「口腔がん」に関しても、がん治療認定医として永年がん治療に携わってきた経験をもとに、丁寧かつ確実な診査診断をいたします。
「口の中にも癌はできるのですよ」と言うと、よく「えっ、歯もがんになるんですか??」と聞き返されることがあります。
答えとしては「いいえ、歯にはできません」ですが、口の中には粘膜や骨、そして唾液腺(だえきせん)があり、口の中のがんはこうしたところに突然見つかることがあります。
一番多く、そして最もよく知られているのは舌がんです。
舌がんの症状は白いものや潰瘍(かいよう)を作るものが多く、最初はほとんど痛みもなく自覚症状はあまりありません。
舌がんの次に多いのが歯茎にできる「歯肉がん」です。 歯茎は、あごの骨の上にあり歯の周りにあるものです。 ですから、歯茎に癌ができると、歯茎がはれたり、出血したり、歯がグラグラする。といった、まさに歯周病・歯槽膿漏かと思うような症状が出てきます。
口腔がんの発見が遅れる理由
歯槽膿漏などの一般的な病気に症状が似ていることが、口腔がんの発見を遅らせる原因になっています。
歯槽膿漏にしては、やたらと歯茎が腫れていたり、その歯茎の色も赤や黄土色が混ざっていたり、歯を抜いた後の治りが悪かったり、抜いたところやその周りから、モコモコと桑の実のようなものが盛り上がってきているなどの症状がある場合は要注意です。
その他、舌の下の口底、頬粘膜という頬裏側の口の中にも癌はできます。
舌がん・歯肉がんも合わせ、口の中の粘膜にできるがんは、全ての口腔がんの7〜8割を占めます。
舌や頬粘膜のがんは一見して分かるものもあり、日ごろの定期的な検診は重要です。
そして、歯茎やアゴの骨の中はご自身ではなかなか分からない部分です。
人間ドックならぬ、口腔ドック・口腔がん検診をお勧めします。
「何か変だな」と違和感を感じたら、怖がらず、悩まずに受診してみてください。 今は早ければ 癌は治る時代 です。
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